遅延型アレルギー検査
遅延型アレルギーは⾷べてから数時間から数⽇後(12時間〜24時間)に発症するアレルギーのことです。
アレルギーと⾔っても症状は多岐にわたり『疲労感』『⿐⽔』『⿐づまり』『下痢』『頭痛』などご⾃⾝の弱い部分に発現し、しかも重篤な症状ではないので、気付かないで摂取してしまっています。
通常は、アレルギーのある⾷材の制限で指導されることが多いですが、それだけではこの病態は根本的に改善することはありません。しかし、現実は検査結果により「アレルギー反応のある⾷材を除去すれば治る」という誤解を⽣み出してきました。単なる⾷材の除去だけでは治癒しないだけではなく、かえって栄養バランスを崩すなどの弊害を⽣み出しかねないのです。
遅延型フードアレルギーの起こる原因を明らかにし、腸を正常な状態にし、アレルゲンに対しても反応の出にくい⾝体作りを⽬指す根本的な治療を⾏うことによって不必要に⾷材の制限を⾏わなくても健康な⾝体を維持できるように⾃⼰治癒⼒のバランスを整える⽅法を提案しています。
遅延型アレルギー検査を
おすすめしたい方
- ・原因不明の湿疹、アレルギー、鼻炎、倦怠感などで悩んでいる方
- ・自分の食事が身体に合っているかを確認したい方
- ・便秘や下痢など腸の状態に不安がある方
遅延型アレルギー検査について
遅延型アレルギー検査の内容
まずは、ご⾃⾝に反応している⾷材を検査によって調べ、アレルゲンとなっている⾷材を特定します。
検査結果からアレルギー反応のレベルにより⾷材の除去を⾏うかどうかの診断を⾏い、遅延型アレルギーの把握、食習慣の見直しによる身体症状・腸内環境の改善などを行います。
オーソモレキュラー療法と併用するとより効果的です。
当院の遅延型アレルギー検査の特徴
一般的には遅延型アレルギー検査後の取り組みはアレルギー食材の除去がメインですが、この検査は腸の状態を把握する検査でもあるため、当院では乳酸菌サプリメントや腸の状態を改善するサプリメントの処方を行います。
遅延型アレルギー検査の流れ
STEP1 | 採血
検査当日、約3mlの採血を行います。
検体をアメリカに送り検査をいたしますので、4週間後に採血の結果が分かります
当日は次回のアポイントにお取りになっていただき、お帰りいただきます。
STEP2 | 結果説明
採血の結果をご説明をいたします。所要時間は15分~30分程度です。
結果により、アレルギー改善のためのサプリメント処方や食事指導などを行います。
半年後に再評価を行う場合もあります。
治療回数・期間
遅延型アレルギー検査の回数・期間
期間 | 4週間 |
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来院回数 | 2回 |
1回あたりの所要時間 | 15分〜30分 |
禁忌
なし
遅延型アレルギー検査
に伴う一般的なリスク・副作用
この治療での検査は問診・採血にて行います。
医療行為の中では比較的安全性の高い手技ですが、稀に合併症が起きることがあります。
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・皮下血腫
穿刺時や止血が不十分な場合に起こります。圧迫止血を行います。
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・アレルギー反応
アルコール消毒やラテックス(ゴム手袋)により、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出現する場合があります。過去にアレルギー症状が出現した経験がある方は必ずお申し出ください。
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・神経損傷
穿刺時に手指の痺れや、いつもと違う強い痛みが起こる場合があります。このような症状が現れましたら、直ちに中止いたしますので、お申し出ください。通常の採血行為では太い神経を損傷させる可能性は低いですが一時的~数日違和感が残る場合があります。
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・血管迷走神経反射 (採血時のみ)
自律神経系が失調し、血圧や心拍数が下がることで、脳の血液循環量が低下する症状をいいます。過度の緊張、恐怖感、不安、痛みにより誘発されます。気分不快、発汗、頭痛、吐き気、めまい(たちくらみ)、極端な場合は意識消失などが起こります。院内で横になっていただくなどの対応をいたします。
遅延型アレルギー検査の注意
なし